豊橋市立豊橋高等学校は、昭和２年（1927年）創立の歴史と伝統のある学校です。平成２９年には、創立９０年を迎え、本校を巣立っていった卒業生は、多方面で活躍をしております。

また本校は、働きながら学ぶという従来の「勤労学生」のための学校としてだけではなく、「不登校経験者」や「外国籍生徒」の夢や希望を叶えるための高等教育機関として年々人気が高まっております。そこに、社会のニーズに呼応し、地域社会に根付いた学校として、本校の存在を見る思いがしております。

　私事でありますが、毎年招かれる卒業式で、校歌を聞くたびに５０年前の青春が甦ってきます。それは、同窓会の一員として、母校に係わっていることの楽しみのひとつでもあります。特に「霜おく夜半の学び路に月冴えわたる」の歌詞を聞くと当時の思い出が澎湃（ほうはい）と押し寄せてきます。

　歴史は「過去と現在との対話である」と言われます。会員の皆様方も、自分の青春時代の歴史と対話していただければと思います。それが、明日を生きる力になるものと思っています。

　最後に、母校の更なる発展と会員の皆様方のますますのご健勝とご多幸を祈念しつつ、本会への積極的なご参加をお待ちしています。（握手）